あらすじを読む京都の大学院に進む正道(柏原収史)の引っ越し祝いに恋人の真紀(田中麗奈)と親友のけいと(伊藤歩)と訪れた中沢(妻夫木聡)。彼らが何気なく過ごしている間、テレビの向こうではさまざまな事件が起こっていた。
レビューを読む何気ない日常を描いた作品。
監督は「世界の中心で愛をさけぶ」などで有名な行定勲。
監督が良いのかカメラマンが良いのかわからないが、映し方がすごく上手いというか独特の雰囲気がうまく出てる。
傑作映画というより、佳作という言葉が相応しいかもしれない。
涙を流す場面もなければ、すごく大きな出来事があるわけでもないが、ほのぼのと見れる映画。
メインキャストはいるものの、特定の人物のできごとに焦点を絞るわけでもなく、全体的に満遍なく映してるところが上手い。
そのできごとの内容も特に大それたこともなく、悲しい事も楽しいこともなく、ただごく当たり前の日常に起こりうる出来事。
所々クスっと笑ってしまうような場面もありつつ、出演者がみんな関西弁を喋ってるのも作品の雰囲気を出してると思う。
役柄の設定が大学生という設定で、今の自分より少し年下なのだが、こんな青春時代過ごせてたら幸せだなぁと共感する場面も多々あり。
脚本もまたすごくよくできていて、自然な台詞とそれを自然に個性豊かに表現する役者も秀逸。
音楽に関しては、劇中では使われないが、始まる前と後で流れる音楽はすごく雰囲気が出てる。今ここで生きてる自分がちっぽけにすら感じるよう。
DVDだとその音楽(主題歌)のインストが流れるわけだけど、ずっと聴いていたくなってしまった。
悲しみも喜びも日々の些細なできごととして、当たり前のように明日が来て、それがまた繰り返されていくんだなと感じた。
こんな思いすら当たり前だけど、改めてそう思えた。
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